【慶次を知る】
主な作品集
隆慶一郎 小説『一夢庵風流記』
週刊読売に1988年1月3・10日合併号から1989年1月29日号にかけ連載された隆慶一郎による歴史小説。日本の戦国の世を舞台に、天下御免の傾奇者として知られた前田慶次郎の活躍や数々の逸話を描いた。それまでは表立った取り沙汰をされていなかった「前田慶次」であるが、当作品によって一躍日本史上でも稀に見るヒーローとしての評価と地位を獲得した。今日の慶次人気のまさに火付け役ともなった記念碑的作品。1989年、第2回柴田錬三郎賞受賞。
天下一の傾奇者として戦国の動乱を生きた前田慶次の奔放な生き様を、隆慶一郎の歴史小説を原作に原哲夫が生き生きと描いた作品。主要な登場人物だけでなく、慶次の脇を固める登場人物のキャラクターも個性にあふれる。週刊少年ジャンプで1990年37号から1993年の33号にかけて連載されたが、少年誌の枠を大きくはみ出したまさに一大歴史巨編と呼ぶにふさわしい傑作は、今もなお多くのファンを魅了している。
マンガ『花の慶次―雲のかなたに―』原作 隆慶一郎 漫画 原哲夫 脚本 麻生未央
作 原哲夫・堀江信彦 画 武村勇治マンガ『義風堂々 直江兼続―前田慶次月語り―』
『週刊コミックバンチ』にて、2008年50号から2010年38号まで連載されたマンガ。若き日の直江兼続(樋口与六)を隠棲した終生の親友前田慶次が回想するという形式でストーリーが展開していく。作中の直江兼続は『雲』とあだ名されるほどに自由奔放かつ破天荒に描かれる。原哲夫・堀江信彦のゴールデンコンビを原作に迎え、武村勇治が本物の男を真正面から描いた渾身の意欲作。
前田慶次は
主な作品集
慶次の足跡を辿る 米沢篇

(C)隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/NSP 1990, 株式会社コアミックス